思へばこの世は常の住み家にあらず。

   (おもへばこのよはつねのすみかにあらす 

草葉に置く白露、水に宿る月よりなほあやし。

   (ぐさはにおくしろつゆみずにやどるつきよりなほあやし 

きんこくに花を詠じ、栄花は先つて無常の風に誘はるる。

   (きんこくにはなをえいじさかえはなはさきつてむつねのふにさそはるる 

南楼の月を弄ぶ輩も月に先つて有為の雲にかくれり。

   (みなみろうのつきをもてあそぶやからもつきにさきつてういのくもにかくれり 

人間五十年、下天のうちを比ぶれば夢幻の如くなり。

   (にんげんごじゅうねんしたてんのうちをひぶればむげんのごとくなり

 一度生を享け、滅せぬもののあるべきか。

  いつどせいをうけめつせぬもののあるべきか

ーー能劇「幸若舞‧敦盛」 平敦盛

 

中譯: 『(時常)留念此生並非無法忘懷世間之事。

(只因此生就似)置於葉上之白露,宿於水中之新月。

詠嘆京國之花,常見榮華凋散於無常之風。

賞玩南樓之月,又看此生似浮雲消逝於黃昏之中

人生五十年,與天相比,直如夢幻一般。

既一度享有此生,又豈有不滅之理……』

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  翻譯是筆者參考網路上許多流傳的中譯版本之後,再行潤飾而成。

  織田信長(1534年6月23日-1582年6月2日)過世時為四十九歲;此外,日本神話又有傳說,天上一晝夜,即是人天五十年;有此見解,讀者應能更進一步體會,信長於本能寺自刎前,詠此能劇段落時的心情。

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